本日の「さんさカフェ」は・・・土曜日ですから地元のお客様よりは他県からお越しの方々がたくさんいらっしゃいました。その顔触れはというと、やはり昨年から支援しつづけているボランティアの方ばかり。1年以上経過してもずっと変わらず被災地を見続けています。本当にありがたいです。このような方が被災地の現状「まだ復興などひとつもしていない!」ということを発信し続けているのです。メディア等では被災地の厳しい現状を伝える機会がめっきり減っていると聞きます。(すみません・・・震災後、ほとんどテレビや新聞等を見ることがなくなってしまいました・・・)世間には被災地はもう復興したと思っていらっしゃる方も多いとか?復興ねぇ・・・去年と全く変わらないように思うのは私だけでしょうか?とりあえず仮設住宅に入り、とりあえず仕事もしています。それだけです・・・仕事をしていただく報酬で以前のような豊かな生活が出来るのかというと・・・そうでないという方のほうが圧倒的だと思います。控え目に慎ましく家族みんなに我慢をさせて何とか生活できているのです。
そして、今日、久しぶりに田尻畑仮設住宅にて高台移転説明会が開催されました。もちろん私も参加してきました。ずっと前に希望する移転先(山)を調べて回答してほしいと要望していました。やっと、数か月経って図面が出来あがって来たのです。結果・・・約36世帯分の敷地が確保できそうとのこと。ここまでは良かったのですが、はっきり移転すると約束した戸数分しか造成できないんだって・・・
すぐに手を挙げてくださいって言ったって・・・無理というものです。全てを失った私達、残った財産もわずかです。その私達に高台の土地を買って家を建てろだなんて・・・震災前の土地がいくらで買ってもらえるのかも分かりません。二束三文で買い上げてもらったとして家を新築したらいただける200万円を足しても高台の土地を買えるかどうかすら分からない現状・・・話を聞いていた住民の方から出るのは溜息ばかり・・・自分の家を持つのが一番良いのでしょうが半数以上は家をあきらめ災害復興住宅を選択するしかないと言っています。であれば、私達の移転先に災害復興住宅を設けて欲しいと希望したら「無理です」と。何で?説明会後、いろいろ説明を聞きましたのでその話をふまえて後日また住民の皆さんで話し合おうと思います。私達はまだ諦めてはおりません。みんなが幸せになれるための高台移転を実現できるように頑張ります!
しかし、いつもながらお役所仕事は遅いですね。どんなに早くても私達が行こうとしている高台に建築できるのは平成26年以降なんだそうで・・・今24年。これから個人相談会を経て3回念書にサインさせられ(3回も・・・脅迫みたいに感じてしまいます・・・)そこから国へ上げて、許可が下りて造成して・・・気が遠くなりそうです。私の義母はもう諦めかけています。新居へ引っ越すことに・・・だから説明会にもあまり興味を示さなくなったのだと思います。
1 件のコメント:
たくさんの事、話したくなります。
国を動かすのは、自治体だけど、その前にみんなの声。
前に住んでいた方々がまとまった意見を出す
これが国を動かす事につながる…
今まで考えた事のなかったまちづくり。
まちづくり協議会がいかに大切かも知ったこの頃。。。
沢山話がしたいよ~~
専門家さ~ん、本当にここに来てください!
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